今年もガッカリと感動の慰霊式
- shoko-p
- 5月3日
- 読了時間: 3分
更新日:5月13日

2025年5月1日(木)薄曇りに強風という天気の中、令和7年水俣病慰霊式が営まれ、
合唱団みなまたと水俣高校音楽部は「祝福」(池澤夏樹作詞/木下牧子作曲)と
「スマイルラブ水俣のうた」(小嶋祥子他作詞/新実徳英作曲)を歌い、祈りを捧げました。

今年も遺族代表の祈りの言葉に涙し、小学生の力強い祈りの言葉に強く感動しました。
こちらに全文が載っていますので、ぜひ読んでいただけたらと思います。
終わるころに雨が降り始めました。合唱団の立ち位置はちょうどテントギリギリ。
小雨とは言え、強風だったので「スマイルラブ水俣のうた」の時には背中がびしょ濡れになってしまいました。
速足で駐車場に向かう中、「声とか話し方って大事ね~」と誰かが言うと、「私も思った!」と皆口々に。これはふだん合唱という表現方法を取っている私たちだからよけいに思ったのかもしれません。実は昨年もそういう話をした覚えがあります。そこに「熱」があるか、気持ちがあるか、伝わるものです。昨年の環〇〇臣などは人に書かせた文章は仕方ないとして、初めて読んだんじゃないの? という感じ。マイク切り事件も納得です。心がない。
チッソの新社長は「過ち」という言葉を使いました。これまでの「祈りの言葉」でチッソさんが「過ち」という言葉は使ったことがないそうです。研修に患者さんを招いて話をしてもらったり、何か進歩を感じます。県知事と市長の「祈りの言葉」は・・・・、これ以上口を開くと何を言うかわからないので止めときますが、熱がありすぎても逆に嘘っぽく聞こえるし、全く印象に残らない、っていうのもどうなんだ、と思うし(言っちゃってる(;^_^A
小中学生による祈りの言葉は、毎年、拍手ものなのですが、慰霊式なので皆さん我慢していたのでしょう。今年はとうとう拍手が出てしまいました。したくなります。ほんっとに!
全文を「ぜひ読んでください」と書きましたが、本当はあの声で聞いてほしい。
彼がちゃんと自分の思いを文章にしたのだとわかるから。私は、自分の考えの浅さが
恥ずかしくなりました。
水俣の未来は明るい!と感じ、でも大人がね・・ と思うのが5月1日なのです。
(「合唱団みなまた」としてではなく、あくまで個人の見解です)

ところで、3月にこんなことがありました。
宇城市が、新年度に向けたカレンダーを市内すべての世帯を対象に2万3000部余り配布した際、2月のページに「水俣病などの感染症を正しく知っていますか?」という誤った表記がありました。
これを聞いたときのガッカリ感!まだこんな認識の人たちがいるのかと悲しくなりました。木村県知事は慰霊式の後、この事例について「ケアレスミスではない」との認識を示し、県内市町村の職員も水俣病の研修が必要との考えを示しました。
木村知事、どうぞよろしくお願いします。
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